体が暑さに慣れる前のこの時期、熱中症を防ぐキーワードは「暑熱順化」。
お風呂は湯船につかるのが、ポイントです。
17日、鳥取砂丘では10代の男性が熱中症で救急搬送されたほか、きょう午後にも境港市で80代の女性が歩道に倒れていて、熱中症の疑いで搬送されました。
山田内科医院 山田健作 院長
「普通7月8月の高温多湿の時期に起こるが、4月でも起こるのはまれではありません。特に突然の暑さに身体が慣れていないということでいわゆる暑熱順化ができていないということが可能性として考えられます」
「暑熱順化」。文字通り体が暑さに慣れることです。
体が暑さに慣れないこの時期は、体温を調整する塩分が汗に多く含まれるため体温が上昇しやすくなり、熱中症になりやすいとのこと。
また、4月ならではの環境も。
山田内科医院 山田健作 院長
「新入生や新入学の方、新社会人の方がおられますので、どうしても慣れない環境であるとかなれない服装、特にスーツを着られたりとか生活のリズムが乱れたりだとかそういったことも原因でなると考えられます」
特に、高齢者は注意が必要だということです。
山田内科医院 山田健作 院長
「高齢者に関しては脱水とか気温の変化に認知症であったりだとかもあって感覚が鈍化していて気づきにくいという問題点もあります」
気温の変化に気づきにくい高齢者への気遣いも大切です。
「暑熱順化」できていないこの時期、熱中症を防ぐには薄くて通気性が良いゆったりした服を着ることやウオーキングや湯船につかるなど汗をかいて暑さに慣れることが大切です。