高岡市長選に立候補を表明している出町譲市議の辞職願が18日に受理され、市議補選が回避されることになりました。

富山県高岡市議会の藪中一夫議長は18日、出町譲市議が提出した5月20日付の辞職願を受理し、補選が回避されることになりました。

高岡市議会では市長選に立候補を表明した出町市議が5月20日以前に辞職した場合、補選が実施されることになり、財政負担が問題視されていました。

16日の会見=高岡市内

出町氏は16日に辞職日を空欄で提出していた辞職願に「5月20日」と日付を記入して再提出、「今後市議としての公務はしない」と宣言していました。

これに対し議会からは「議会軽視」といった批判が相次ぎ、出町氏は辞職日まで議員として公務にあたりながら選挙活動をすると発言を撤回しました。

高岡市議会 出町譲 市議
「公務を一切しないといった発言に関しては訂正します。これから私は選挙に向けて一生懸命頑張るという思いでそうした発言をしました。市議会議員であることは確かですから、そこまでは市議会議員としての仕事はなすべき仕事はやらなきゃいけないと…」

高岡市長選をめぐっては現職の角田悠紀氏と新人の中川加津代氏も立候補を表明していて6月22日に告示、6月29日に投開票です。