山形県の鶴岡市が、昨年度の保育料などの計算でミスをし、一部の保護者から保育料などを多く徴収していたことが分かりました。

誤って徴収した金額は、およそ3000万円にのぼります。

鶴岡市によりますと、去年9月から今年3月までの保育料の計算でミスが発生し、保育料と副食費の徴収免除対象者の判定に誤りが出たということです。

その結果、一部の世帯については保育料を過大に徴収、また副食費を免除すべき世帯からも徴収していました。

鶴岡市は誤って徴収した保育料などを返還するとしていて、保育料は217世帯が対象でおよそ2530万円、副食費は114世帯でおよそ400万円だということです。

ミスの原因は、判定を行うにあたって市民税のデータを引用する際、システム保守業者の担当者が、本来必要だったシステム改修をしなかったためとしています。

市民が、市民税額について問い合わせをしたことからミスが発覚しました。

鶴岡市は通園している園児の保護者には今月17日付けで連絡をしているほか、卒園した園児の保護者には来月上旬までに連絡し、保育料などを返還したいとしています。