特殊詐欺の被害を防いだとして仙台市泉区の信用金庫とコンビニエンスストアに感謝状が贈られました。「定期預金を解約したい」という顧客の相談に職員が疑問を感じたことがきっかけでした。

泉警察署から感謝状が贈られたのは、「セブンイレブン仙台泉山の寺1丁目店」と「杜の都信用金庫泉中山支店」です。


このうち泉中山支店では10月6日、職員の横山廉さんが顧客の80代女性から「定期預金を解約したい」と相談を受けました。特殊詐欺の可能性があると思い、女性の自宅を訪問した際、息子を名乗る男から電話があり、横山さんが代わりに出て被害を未然に防ぎました。


杜の都信用金庫泉中山支店 横山廉さん:
「杜の都信用金庫の横山ですがと名乗ったところ、ガチャと切られて詐欺と確信を持った。身近なところに詐欺があると強く意識して業務にあたっていきたい」


また、セブンイレブン仙台泉山の寺1丁目店では、10月1日、電子マネーを購入しようとした男性を思いとどまらせ、架空請求の被害を防ぎました。


泉警察署管内では9月末現在、特殊詐欺の被害額がおよそ▼3400万円と去年の同じ時期に比べ▼2400万円多く3倍以上に増えています。