盛岡市の調理・製菓の専門学校で学生の作った料理を販売するイベントが開かれました。売り上げは大船渡市の山林火災被災地へ寄付されます。

チャリティー販売会が開かれたのは盛岡市の北日本ハイテクニカルクッキングカレッジです。
18日は午前9時から、製菓や和洋中の調理を学ぶ学生45人が、それぞれの担当に分かれて販売する料理を作りました。

用意されたのは中華料理をはじめ、パンやスイーツなど27品です。
全て学生たちの手作りで、材料費を除いた売り上げは大船渡市の山林火災被災地へ義援金として贈ります。
会場の入り口には50人以上の買い物客が列をなし、販売が始まると料理は飛ぶように売れていました。

(買い物客は)
「夕飯に食べようと思って、炒飯、角煮、そのあとのスイーツ、いっぱい買わせていただきました。油淋鶏も『自分で作った』と言っていましたからね、自慢の商品かなと思う。こうやって義援金にできるというのも素晴らしいと思う」

(高野愛良さん 学生)
「自分の作ったものでお客様が笑顔になっているのでうれしい。少しでも私たちが売ったお菓子やお金でちょっとでも力になれたらという気持ちです」
学生たちはチャリティーの活動も含めて、料理を作り届けることの喜びを感じていました。