18日に新潟県議会臨時会で開かれた本会議で、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の条例案は反対多数で否決されました。
午前中に行われた特別委員会でも反対多数で否決されていました。

この条例案は市民団体が14万3000筆あまりの署名を集めて新潟県の花角英世知事に直接請求したものです。柏崎刈羽原発は去年6月に7号機が技術的に再稼働ができる状態となったものの、花角知事はその再稼働の賛否についてこれまで態度を明らかにしていません。花角知事は条例案を提出する際に「『賛成』『反対』の二者択一の選択肢では県民の多様な意見を把握できない」などの意見をつけ県民投票への賛否は示しませんでした。

柏崎刈羽原発は福島第一原発事故を受けて2012年3月に6号機が停止してから、これまで13年にわたり7つの原子炉すべてが止まった状態となっています。