「大雪がとどめを刺した」改修費用は約800万円
地元住民たちの寄付だけではまかない『現実』

町ではこの冬、例年よりも多い66cmの積雪を観測。
地域の住民の協力を得て除雪を行っていましたが、1952年の改修から大規模な修繕が行われていなかった「神明宮」は、大きな打撃を受けました。

16代目宮司 佐々木紀人さん
「社殿はもう老朽化が進んでいて、小さな修繕を繰り返しながら大切に使ってきました。今回の大雪が、そういう古い社殿にとどめを刺したというような形になりました」

さらに、氏子の高齢化や2年連続で記録的な不漁となったホタテの被害も重なり、総額800万円かかる改修費用が、これまでのように地元の人たちの寄付だけではまかなえなくなりました。

こうしたなか佐々木さんは“ある決断”をしました。