15日朝、札幌市中央区の歩道で、男子高校生がすれ違いざまに着用していたジャンパーを切られる事件で、同じころ近くで別の男子高校生2人も同様の被害を受けていたことがわかりました。警察は器物損壊事件として捜査しています。

事件があったのは、札幌市中央区南15条西4丁目の歩道です。

登校中の男子高校生3人が着衣を切られる

 15日午前8時すぎ、登校中の16歳の男子高校生が、前から来た何者かとすれ違った際、着用していたジャンパーの右ひじ部分を15センチほど切られました。

男子高校生にけがはありません。

高校生は「前から来た40代くらいの女とぶつかった」と説明

 警察が、器物損壊事件として捜査していたところ、17日になって学校関係者から「同じ日の登校中に男子高校生2人がブレザーを切られていた」などと、通報があったということです。

2人は、制服の右腕部分約10センチや右ポケット付近約5センチ切られていて、2人にけがはありません。

現場周辺(18日午前 札幌市中央区)

 2人は「前から来た40代くらいの女とぶつかった」と話しているということです。

現場は、地下鉄南北線幌平橋駅の近くで、複数の高校が建ち並ぶエリアです。

器物損壊事件として捜査している札幌南警察署

 警察は、ジャンパーを切られた男子高校生の事件との関連を含め、器物損壊事件として、女の行方を追っています。

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