季節や海の状態に左右される富山湾の3月の漁況・海況概報が17日発表され、マイワシやヤリイカなど一部の魚種で好調だった一方、ホタルイカやスルメイカなどの不振が目立ちました。
富山県農林水産総合技術センター水産研究所が17日発表したものです。それによりますと、県内の総漁獲量は3,185トンで、前年の3,766トンをやや下回りました。また過去10年平均の3,567トンと比較してもやや下回る結果となりました。
マイワシが好調、ホタルイカは平年を下回る
このうちマイワシの漁獲量は2,278トンで、平年(2,015トン)をやや上回りました。市場別では氷見が1,858トンと最も多く、新湊が295トン、とやま市が75トンと続きました。
一方、富山湾の春の風物詩として知られるホタルイカは380トンの漁獲量で、平年(473トン)をやや下回る結果となりました。

市場別では、とやま市が188トンで最多となり、新湊85トン、滑川78トンと続きました。