高知と香川の知事が両県の共通課題について意見を交わす会議が高知市で開かれ、南海トラフ地震対策や四国新幹線の実現などのテーマについて議論しました。
高知県と香川県の知事同士の会議は2015年度から行われていて、9回目の今回は高知市で開かれました。濵田省司知事と香川県の池田豊人知事は人口減少対策や高速道路の整備促進など6つのテーマについて意見を交わしました。このうち南海トラフ地震対策については人件費や物価の高騰を見据えた防災のための財源の確保を引き続き、国に要望することを確認しました。

(高知県 濵田省司 知事)
「大本のところを決める中期計画について、必要な規模の財源確保が大事」

また四国新幹線の早期実現に向けては、署名活動などでその必要性を求める声を集め、両県が連携して国に届けることを確認しました。
(香川県 池田豊人 知事)
「(四国は)ルートも新駅の場所の検討もできない。大きな課題が残っていますけれど、時間はかかるんですけれど早くやりはじめないと」

意見交換の内容は6月の四国知事会議や7月の全国知事会議で共有されるということです。