長野県高山村で、しだれ桜の前にピアノが置かれ、訪れる人を楽しませています。

ピアノが置かれているのは、高山村役場のすぐそばにある「和美(なごみ)の桜」と呼ばれるしだれ桜の前です。

近くに住む宮川光男さんが、20年ほど前からこの時期だけピアノを設置しています。

宮川光男さん:「都会の人は狭い所で弾いているから、こういう所で思い切り弾いてほしいとの思いで設置しました」

ストリートピアノのように、誰でも自由に弾くことができます。

上田から:「街角ピアノを弾いて歩いているが、両方楽しめるのは、ないですね。桜もきれいだし、広々とした所で、ピアノが弾けて、いい気分になるので、毎年来ている」

そして、誰も弾く人がいない時は宮川さん自身が演奏することも!
演奏できる曲のレパートリーは100曲ほどと言います。

宮川光男さん:「毎日1時間くらい弾いています。趣味の世界ですから。『アメイジンググレイス』とか、みんなが知っている曲と思います。中島みゆきの『時代』と『糸』を、いま練習しています」

サクラは今週末には満開になる見込みで、ピアノは25日ごろまで設置されるということです。