熊本県八代市の球磨川(くまがわ)の流れを、今年も稚アユがさかのぼっています。

この時期、河口から約5キロ上流にある堰では、体長7センチほどの稚アユが人工の魚道を通って上流を目指します。

しかし、中には、魚道をうまく使えず、遡上できない稚アユもいることから、漁協の関係者が稚アユを網ですくい上げ、上流に放しています。

今年、放流された稚アユの数は、すでに例年の2倍以上となる200万匹を超えていて、関係者は「豊漁が望めそうだ」と話しています。