英語版POP作成、世界に呼びかけ

また、別府という地域柄、外国人観光客が大勢訪れるため、YUKIさんはこの点にも配慮し、事件の経緯を英語で表記したPOPを作成。情報提供と署名を呼びかけます。

支援活動の背景にはYUKIさんが4年前に難病と診断され、支援を受けた経験がありました。

(YUKIさん)「最初難病と言われたときはやっぱりショックでしたし、その際に周りのみんなや家族が支えてくれました。うれしかったので、自分が人にすることも喜んでもらえると思うんです」

YUKIさんは16日、署名を呼びかけるブースを設置してもらうため、別府市役所を訪れました。そして、4月23日午前10時から午後3時まで市役所1階の総合案内所横にブースが設けられることが決まり、YUKIさん自身が署名を呼びかけます。

市の担当者と打ち合わせるYUKIさん

市もこの活動に全面協力を表明しています。

(別府市防災危機管理課・三代大課長補佐)「地元で起きた大きな事件で、市民の関心も高く、八田容疑者逮捕に向けて、できる限り協力します」

署名ブースは5月にも別府市役所1階に設けられるほか、日出町にあるスーパーにも設置されます。

(YUKIさん)「逮捕しないと始まらないが、署名活動を続けることが一歩一歩、八田與一容疑者に近づいていると確信しています。事件は決して風化させない。ひき逃げではなく時効のない殺人容疑として捜査してもらうため、署名で支援の輪が広がることが願いです」