福島県いわき市の80代の女性が、警察官を名乗る人物からの電話を信じ、キャッシュカードをだまし取られ、450万円を引き出される被害にあいました。

被害にあったのは、いわき市に住む80代の女性です。

警察によりますと、3月28日午前10時ごろ、女性の自宅に、警察官を名乗る人物から「あなたの口座情報が漏れている。海外の大きな事件の関係で使われているので、キャッシュカードを廃止して暗証番号を変更しなければならない」などと電話がありました。

その後、女性は、自宅を訪れた男に「キャッシュカードの詐欺が多く発生しているので、封筒にキャッシュカードを入れて保管しておいてください」と言われ、封筒にキャッシュカード2枚を入れました。

その後、男が「封筒に印鑑を押すため印鑑が必要」と言ったため、女性が印鑑を取りにその場を離れたすきに、封筒をすり替えられて、キャッシュカードをだまし取られたということです。その後、女性の口座からは合計450万円が引き出されました。

警察では、警察官がキャッシュカードやその暗証番号を求める電話をすることはないとして、このような電話がかかってきたらすぐに警察に通報するよう呼びかけています。