よつ葉乳業が製造するバター製品の一部で、製造ラインの金属線が混入している可能性があることがわかりました。よつ葉乳業は15日、対象製品を公表し、自主回収することを発表しました。

回収の対象となっているのは、「よつ葉バター」や「北海道バター」など13種類で、いずれも賞味期限が2025年4月30日から同年10月8日までの商品です。

よつ葉乳業によりますと、北海道音更町の十勝主管工場で、製造ラインにあるベルトの部品が破損した際に、ベルト内の金属線が切れて、製品に混入したおそれがあるということです。

北海道外でバターを購入した人からよつ葉乳業のお客様相談室に直接クレームがあり、問題が発覚しました。

十勝主管工場の製造ラインでは2024年11月1日から2025年4月1日までに約739万8000個の製品を製造していて、全国に出荷。

回収の対象製品は約628万個にのぼるということです。

金属線が混入していたバター製品(提供・よつ葉乳業)

 現在のところ、健康被害の報告はありません。

混入していた金属線(提供・よつ葉乳業)

 よつ葉乳業は、該当商品を十勝主管工場に送付するよう呼びかけていて、送料は同社が負担し、後日、製品代金を返金するとしています。

よつ葉乳業は「今後このような事故を起こさないよう、品質管理体制をさらに強化します」とコメントしています。

自主回収を発表したよつ葉乳業(15日)

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