今年2月、宜野湾市のコンビニで電話をしながらATMを操作している女性に声をかけ、詐欺を未然に防いだとしてコンビニのオーナーの男性に感謝状が贈られました。

県警から感謝状が贈られたのは、ローソン宜野湾伊佐三丁目店のオーナー、諸見里安哉さんです。諸見里さんは今年2月、来店した高齢の女性客が電話をしながらATMを操作しているところを発見し、お金の話などが聞こえたため詐欺を疑って女性に声をかけました。

電話をかけてきた人物は携帯電話料金の未納分30万円を払うよう女性に求めていたといい、諸見里さんが電話を代わると「自分は身内、名乗る必要はない」などと質問をはぐらかしたため、諸見里さんは警察に通報し被害をくい止めました。

感謝状の贈呈式で上間誠宜野湾署長は「機転を利かせた、一歩踏み込んだ対応が被害防止につながった」となどと感謝の言葉を述べました。

▼ローソン宜野湾伊佐三丁目店オーナー 諸見里安哉さん「(女性は)離れて住んでいる子どもと連絡がとれなくなるから払わないといけないという気持ちがあったみたいで、その弱みにつけこむ詐欺、ちょっと許せないなと思いました」

諸見里さんの店舗では、日頃から客への声掛けを徹底しているそうで、「売るのも大事だけど、地域に貢献したい」と被害の防止に対する意気込みを語っていました。