ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、川が流れていた場所の上にできた“暗渠道(あんきょみち)”をこよなく愛する道マニア歴15年の髙山英男さんが、“琵琶湖疏水(そすい)”から京都が繁栄した歴史の紐を解きます。

琵琶湖の水を京都へ 豊かな水が街を発展させた“琵琶湖疏水”

かつて平安京として日本の首都に定められ、政治・文化の中心地として栄えた京都。その繁栄の理由の1つと言われるのが、大きな川の存在です。

鴨川や桂川に挟まれた平安京は水路の要衝となり、多くの人や物資が出入りすることで商業・工業の都市として発展したと言われています。

(道マニア・髙山英男さん)
「京都といえば、今や日本を代表する観光地ですが、昔からいろいろ問題を抱えていた。特に、東京に首都が移った時、人口が3分の2に減少したり、数々の産業が衰退したり。水不足にも悩まされていた。そんな弱り切ってしまった京都の一発大逆転の施策が、“琵琶湖疏水”」