今年春のセンバツ甲子園に出場し、ともにベスト16となった2校によるドリームマッチ。センバツ優勝の横浜と激闘を繰り広げた秋の九州王者「沖縄尚学」とノーサイン野球で全国に旋風を起こした「エナジックスポーツ」が、夏の選手権沖縄大会、第1シードの座をかけて対戦しました。
エナジックスポーツは1回。いきなり、先頭イーマンがヒットを放つと、その後、3塁2塁とチャンスを広げます。しかし、ここは沖縄尚学の先発、新垣有絃が踏ん張り、無失点。先制を許しません。
一方、エナジックスポーツの先発は、エース久髙颯。立ち上がりから要所を抑える投球を見せますが、4回、2アウト2塁のピンチを招き、打席は沖縄尚学の宜野座恵夢。
ここは、ライトの福本が好返球。味方の好守備に助けられ、失点を防ぎます。
0対0の緊迫した攻防は、6回でした。2本のヒットで、ワンナウト3塁1塁とした沖縄尚学は、U18の代表候補にも選ばれている、4番、比嘉大登が先制のタイムリーヒット。
▼沖縄尚学 比嘉大登 選手「自分の前のバッターがチャンスを作ってくれたので、ここが自分が打ってつなぐことを意識して打席に立っていました」
さらに、この後も沖尚打線が繋がり一挙4得点。試合を動かします。追いかけるエナジックスポーツも7回、7番の福本琉依がタイムリーヒットを放ち、1点を返しますが、反撃はここまで。沖縄尚学が夏の大会第1シードを決めました。
▼沖縄尚学 真喜志拓斗 主将「センバツでも奮闘を見せたエナジックとの試合ということで自分たちも気合が入りましたし、今日は本当にバッテリーを中心に粘り強い守りでしのげたと思います。甲子園で悔しい負け方をしてしまってチームとしても甲子園に悔いがあると思うのでそこは必ず甲子園に戻って借りをかえしていきたいと思います」