投資資金名目で200万円をだまし取られそうになった高齢男性に声をかけ、被害を未然に防いだとして那覇市の郵便局員に感謝状が贈られました。表彰されたのは那覇市にある首里寒川郵便局の局員玉城直美さん(52)です。

玉城さんは今年3月、70代の男性が郵便局のATMで200万円を送金しようと手間取っている姿を目の当たりにし、声をかけました。男性はLINEで面識のない人から、30分以内に投資資金として200万円を振り込むよう指示があったなどと話したことから、玉城さんは郵便局長に相談した上で振込みを止めて警察に通報したといいます。

玉城直美さん「自分は投資をよく利用しているから問題ない、大丈夫という話がありまして、私もそれを聞いて心配だった」

今年1月から先月末にかけて那覇署管内で起きた特殊詐欺被害は9件と、年間で17件だった去年を上回るペースで発生しています。