夢に向かって頑張るこどもたちを応援する子ども未来プロジェクト。
世界でもっとも小さく生まれた軽井沢町の男の子が、この春、小学生になりました。

軽井沢町内の小学校。
入学式で、拍手の中を進むのは、関野竜佑(せきの・りゅうすけ)くん、6歳。
7年前、世界で最も少ない体重で生まれた男の子です。
妊娠24週、緊急の帝王切開で生まれ、当時の身長は22センチ、体重はわずか258グラムでした。
■母親の俊子さん:
「最初は感覚がないくらい軽かった」
長野県立こども病院(安曇野市)の懸命なケアで、半年後には体重は3300グラムまで増加しました。
そして5歳で体重は10キロを超え、生まれた当時の主治医と再会しました。

■主治医(2023年秋・竜佑くんを肩車して)
「大きくなりましたね (重みで)肩が痛いような気がします」
「自分たちがやってきたことが無駄じゃなかったと励みになります」
2025年3月、卒園式を迎えた竜佑くんは身長97センチ、体重12.5キロに成長。
走ることが大好きです。
■竜佑くん「大きくなったら警察になりたいです」
■母親の俊子さん:
「保育園に入ったころには何もできなかったんですけど、もう今はみんなと一緒に歌ったり踊ったり遊んだり、いろいろとできるようになったのでよかったです」
多くの人に見守られ、成長した竜佑くん。
小学校での新しい生活が始まりました。
