力強い水墨画などで知られる日本画家・小松均(こまつ・ひとし)の企画展が長野市で開かれています。

昭和初期、京都・大原の自然の中で、自給自足の生活をしながら作品の制作に打ち込んだ小松均。

戸隠にも何度か訪れ、山々の姿を作品に残すなど、信州にも縁がある日本画家です。

長野市の水野美術館で開催されている企画展では、小松が半世紀以上を過ごした大原の風景のほか、牛や鯉、牡丹といった動植物を描いた作品などおよそ120点が展示されています。

(学芸員・野口春花さん)「力強い墨の線を使って牛を描いた迫力のある作品など、小松均ならではの作品の面白さを感じていただきたいと思います」

「小松均展」は水野美術館で5月25日まで開かれています。