先の読めないトランプ関税により、訪日客の買い物にもある変化がありました。

日比麻音子キャスター
「かっぱ橋に来ています。本当に外国からの観光客が多いですね。すごい!ここも賑わっている。外国みたいになってる」

東京・台東区のかっぱ橋道具街。日本の“イイモノ”が揃う、日本一の食器・調理道具の街です。

インドから
「お弁当箱を買いました。料理をきれいに並べられるし、食べやすいから」
アメリカから
「三徳包丁を買いました。最高ですよ、職人技が光ってる」

創業100年を超える包丁専門店。トランプ関税を受け、“ある変化”が起きていました。

熱心に包丁を見ているのはアメリカから来た女性たち。

アメリカから
「アメリカに帰ったら、今後、高くて買えないから」
「今しかないかなって。ユニクロの服も日本の方が安いから買いました」
「今のうちに日本でたくさん買っておいた方がいいかも」

日本製のものを今のうちに買っておこうと駆け込み需要が増しているのです。

今回の関税のことを聞いてみると…

アメリカから
「(Q.トランプ関税、どう思いますか?)反対です。関税はアメリカ国内と世界中の物価を上げるだけです。関税を導入するだけでは、アメリカの産業は強くなりません」
「雇用や製品開発が増えてアメリカでの仕事が増えるのは良いことだけど、過激すぎると思う」

中にはこんな話も…

アメリカから
「(トヨタの)レクサスなんだけど、両親が今焦って買おうとしているんです。今よりずっと高くなるかもって」
「『任天堂の製品を買ってきてくれ』って友達に頼まれてます」

関税への不安はこちらでも。東京・秋葉原にある中古のスマホを取り扱うお店。「iPhone 16 Pro」が現在14万9800円と新品に比べ1万円ほど安く売られています。

今後、アメリカで1台の値段が50万円になるかもしれないとの指摘がされる中、日本で買い求める外国人もいるといいます。

アメリカから
「買ったばかりのiPhoneも今後2倍、それ以上になるかも」