長野県岡谷市の医療機関が1歳児5人に有効期限が切れたワクチンを接種していたことがわかりました。

これまでのところ健康被害は、報告されていないということです。

市によりますと、市内の医療機関が去年12月から今年2月までの間に1歳児の合わせて5人に対して有効期限が切れたワクチンを接種したということです。

接種したのは肺炎や髄膜炎の重症化を防ぐためのワクチンで、3月26日、市内の医療機関で働いている医療従事者からの報告で発覚しました。

これまでに健康被害は確認されておらず、市と医療機関では、保護者に謝罪するとともに、希望すれば再接種が受けられることを伝えたということです。

市では、医療機関に対し、定期的に在庫を確認することや複数人で有効期限をチェックすることなどを徹底させ、再発防止に努めるとしています。