登下校中の子どもたちが、身の危険を感じた時の避難場所となる「子ども110番の家」。11日、県内のホームセンター大手が新たに「子ども110番の家」となった。
新たに「子ども110番の家」となったのは、県内で9店舗を展開するホームセンター大手のメイクマン。「子ども110番の家」は、1994年に岐阜県で小学生が被害者となった事件をきっかけに設置が始まり、全国に拡がった。
通学路を中心とした住宅や商店、事業所などに設置されており、県内では6225か所となっている(2024年3月時点)。元々県内では「太陽の家」としてスタートしたが、小学校低学年へより分かりやすい名称として、県外同様の「子ども110番の家」に変更された。
協定締結式に参加した株式会社メイクマンの宮城順一社長は「50周年の節目の年に子どもを守る活動に参加できることを社員一同喜ばしく感じている。警察関係者と力を合わせ、子どもたちが安全に、安心して暮らせる環境を築くための大きな一歩となる」と挨拶した。
県警の垣花聡生活安全部長は「子の通学路における安全安心を確保する上で大変心強い。子どもを守る取り組みがさらに強化される。子ども110番の家として息の長い活動に取り組まれるようお願いします。」と話し、今後の同社の取り組みに期待を寄せた。
