9日にクマの被害が出た長野県飯山市では、パトロールを続けながらも休校となっている学校などは来週から通常通りとすることを決めました。

飯山市常盤では9日夕方、住民3人がクマに相次いで襲われ、男性2人が大けがをし、女性1人が軽いけがをしました。

空き家に入ったとみられたクマはその後、行方が分からなくなり、10日は現場から1.6キロほど北東の国道脇の畑で足跡が確認されました。

市は、県や専門家と協力し、11日は千曲川の下流の森林1か所にセンサーカメラを設置しました。センサーカメラは今後、市内およそ10か所に設置することにしていて、2週間をめどにクマの出没状況を調べます。

市は対策会議を開き、休校していた保育園と学校は来週から再開することを決め、保護者に送迎や付き添いなどを求めました。