物づくりへの関心を高めてもらおうと、マツダ、ロードスターの開発者が、市立広島工業高校で自身の体験を話しました。

講演「ロータリーエンジンとの出会いが私の人生を変えてしまった」

講演したのは、「マツダロードスター」の5代目・開発責任者の山本修弘さんです。広島工業高校=市工の新1年生など生徒300人に講演しました。自らの車作りへの思いを語り目標を持つことの大切さを訴えました。

ロードスター5代目開発責任者 山本修弘さん講演
「自分がやりたいと思ったとき志が生まれる。その志を大事にしてもらいたい、それが明日への活力につながるし共創、一人ではなくみんなとともに作り込んでいく、作っていくことにつながるんじゃないか」

講演会のあと、生徒達はロードスターの試乗体験をしました。この取り組みは、新1年生に広島のものづくりの歴史や取り組みを学び、将来の目標設定の参考にしてもらおうと、初めて行われました。

参加した生徒(1年生)
「自分も将来クルマが作りたくて、いい経験になったと思いました」
「工業人として、物づくりのやり方、そういう大切なことがよくわかりました」

ロードスター5代目開発責任者 山本修弘さん
「自動車業界は他の業界にくらべて新入社員の不足というか車離れも増えているので、車にもっと興味を持った学生が育ってほしいし、若いエンジニアが自動車産業に従事してもらって盛り上げてもらったらいい」

市工は、1年生が「広島のものづくりのプロ」から学ぶ講座を12月までに7回実施することにしています。