4月1日付で台長に就任した鎌谷紀子氏は福井県出身の58歳で、東北大学大学院理学研究科を修了後気象庁に入りました。

気象庁では地震関連の業務を主に担当し、2022年からは地震津波監視課長を務め、大きな地震が発生した際には記者会見で地震のメカニズムや防災上の注意点を説明してきました。

会見では2022年から運用が始まった北海道・三陸沖後発地震注意情報について、認知度を高めていくことが必要との認識を示しました。

仙台管区気象台・鎌谷紀子 台長
「皆さんに認知されていないというのは非常に残念なことだと思っておりますので、関係機関と連携して様々な機会を通じて周知に取り組んでいきたい」

10日、鎌谷台長は仙台のサクラの満開の観測にも立ち会いました。

仙台管区気象台で女性の台長が就任するのは1926年の開所以来初めてです。