20日、32年ぶりに1ドル150円を突破した円相場は、21日も150円台前半で取り引きが続いています。急速な円安は富山県内の企業にも大きな打撃を与えています。
記者:
「きのう32年ぶりに1ドル150円台まで下落した円相場。きょうも円の下落が止まりません」
ドルを売って円を買う政府と日銀による市場介入が行われるのかどうか、市場関係者は注視しています。

頭川証券富山支店 曽根達博 支店長:
「じわじわと1日かけて円が安くなっています。現在は150円36銭ぐらいのところで。介入を警戒しながらも強気でドルを買ってるのかなという感じがします」
曽根支店長は、円安の背景には、日本とアメリカの金利の差以上に、世界的な燃料費の高騰があると指摘しています。
頭川証券富山支店 曽根達博 支店長:
「ほとんどがエネルギーの決済がドル建てなので、どうしてもドルで買うことになりますんで円安になる、エネルギーが高くなる、またそれを買っていくと」「もう全製造業ですかね、電気とかガス、ガソリンとかすごく高くなっているので、すべてに影響が出てくると思います」

急速な円安は、富山県内の伝統産業にも打撃を与えています。
