長崎大学は経済学部を文教地区に、薬学部を坂本地区に移転させる「キャンパス再編案」を決定したとした上で、文教キャンパスに隣接する県の長崎振興局の用地を取得したい意向を示しました。

長崎大学は大学として生き残りを図るため経済学部を文教キャンパスに、薬学部を坂本キャンパスに移転する再編案を去年7月に発表。10日の会見で、この案が決定したと明らかにしました。

それに伴い、大学は文教キャンパスに隣接する県の長崎振興局の用地を取得し、地域貢献や産学連携の効果を高めるために活用したい意向を示しました。

県は長崎振興局と県央、島原の3つの振興局を集約し「県南振興局」を新設する計画で、長崎大学は長崎振興局の用地取得に向け県に協力してもらえるよう説明していきたいとしています。