先月、鳥取県境港市内の岸壁で配管工事を行っていた作業員4人がやけどを負い1人が死亡した作業事故で、警察は10日、死亡した男性は石川県の男性と特定したと発表しました。
この事故は先月10日、境港市の国際旅客ターミナル付近で配管を切断する作業中に発生し、男性作業員4人がやけどを負いました。
4人は病院に搬送されましたが、このうち1人が先月30日に亡くなっていました。
10日、警察は、この男性は石川県白山市に住む会社員の男性(49)と特定したと発表しました。死因は広範囲熱傷ということです。
残りの3人は60代から70代の男性で、現在3人とも意識はあり、今後事故当時のくわしい状況などを聞くということです。また関係者によりますと、このうち1人は、事故翌日に退院したということです。
当時現場では、漁船用の重油を供給する古い配管を撤去するため、溶接機を使い、配管を切断する作業などが行われていました。
事故の原因はまだ分かっておらず、警察は、業務上過失致死傷の疑いで詳しい調べを進めています。