与那国島で、固有種のヨナグニイソノギクが薄紫色の小さな花を咲かせています。ヨナグニイソノギクは、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧植物に指定されていて与那国島の海岸の急斜面など過酷な環境にだけ自生する珍しい植物です。

2月から4月にかけて薄紫色の直径3センチほどの小さな花を咲かせ、島では、初夏の訪れを告げる花として親しまれています。ヨナグニイソノギクは採取や譲渡することが原則禁止されており、与那国町では、見かけても摘み取らないでほしいと呼びかけています。