アメリカのトランプ政権による「相互関税」が発動されたことについて、中国政府は「引き続き、断固とした力強い措置を講じる」と述べ、徹底抗戦する姿勢を改めて示しました。
アメリカのトランプ政権はきょう午後、中国に対し、関税率を50%上乗せし、あわせて104%の関税を発動しました。
これについて、中国外務省の林剣報道官はきょうの記者会見で、「中国国民が正当に発展する権利を奪うことは許されないし、このような覇権的な行動は断じて受け入れられない」と主張したうえで、次のように述べました。
中国外務省 林剣 報道官
「私たちは引き続き、断固とした力強い措置を講じ、自身の正当な権益を守る」
そのうえで、「アメリカが執拗に関税戦争を続けるのであれば、中国側はとことん戦う」と述べ、徹底抗戦する考えを改めて示しました。また、トランプ大統領が「中国も取引を望んでいる」などとSNSに投稿したことについては、アメリカ側も譲歩が必要だという考えを示しています。
中国外務省 林剣 報道官
「もし、アメリカ側が本当に対話や交渉を通じて問題を解決しようとするならば、平等・尊重・互恵の態度を示すべきだ」
中国側は対抗措置として、日本時間のあす午後1時1分にアメリカに対して34%の関税の上乗せする方針で、お互い一歩も引かない構えです。
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