福岡県内では8日、全日制の県立高校90校で、入学式が開かれ、約2万2000人が新たな学生生活をスタートさせました。

新入生の緊張や不安を和らげようと北九州市の高校では先輩たちがサプライズを実施。

今では学校の伝統行事になったというある取り組みを取材しました。

伝統の「サプライズ」

北九州市八幡西区の県立八幡中央高校です。

8日、入学式が開かれ、200人の1年生が新生活をスタートさせました。

八幡中央高校 大串秀博 校長
「200名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます」

まだ初日とあって、皆さん、緊張した様子です。

新1年生
「楽しみだけど緊張もあります。(同じ中学の)友達が少なくて緊張もしているけど、最初なので今のうちに話しかけたりしたいと思います」

こうした緊張や不安を和らげようと先輩たちが今年も伝統のサプライズを用意しました。

新入生を歓迎する「黒板アート」

4月1日、この春、2年生と3年生になる美術部員約40人が集まり、春休み返上でサプライズアートを制作していました。

美術部3年生
「自分たちが1年生の時の記憶がよみがえる感じ」

八幡中央高校の伝統行事が、美術部員による”黒板アート”。

1年生、全てのクラスにそれぞれ別のテーマで作品を描き、新入生を歓迎します。