新潟県内の医療的ケア児は推定で300人ほど。
その多くには、付きっ切りの介護が必要です。

棗田幹子さんには、穂花さんも含めて3人の子どもがいます。
医師である夫は土日も勤務で多忙なため、穂花さんの特別支援学校への送り迎えや朝晩の穂花さんのケアなどを、ほとんど幹子さんが行っています。

元看護師である幹子さんは、その資格をいかして訪問介護の現場で働こうとしましたが、土日には働けないことや急には休めないことなどから、これまでに何度も断られてきたそうです。

【幹子さん】
「死んじゃったら困るっていうか、とにかく死なせないことだけを考えてっていうか…。だけど本人が1番頑張ってるし…」
「なんて言ったってやっぱり可愛い。可愛くて…」