大学生がいわゆる「闇バイト」に加担するのを防ごうと、8日に仙台市内の大学で新入生を対象にした講座が開かれ、講師を務めた警察官が「使い捨てにされる危険性がある」と注意を促しました。

東北工業大学八木山キャンパスで開かれた講座には、工学部の新入生約250人が参加しました。

このなかでは、闇バイトの手口や誘い文句などを伝える動画が上映された後、講師を務めた仙台南警察署の戸島和樹生活安全課長が「SNS上などで高額報酬をうたう求人は、闇バイトとして犯罪に関わる危険性がある」などと、絶対に応募しないよう呼びかけました。

また、「闇バイトに加担しても報酬が支払われずに使い捨てにされる」と指摘しました。

仙台南警察署 戸島和樹生活安全課長:
「闇バイトは応募してしまうと、相手に脅されて、なかなか抜け出せなくなる特徴があるので、勇気をもって警察に相談してほしい」

参加した学生:
「もし友人が(闇バイトに)関わっていたようであれば、大学側でもサポートが用意されていたので、活用しながらしっかり対策していきたい」

警察は、闇バイトに加担してしまった場合、大学や近くの警察署に相談するほか、警察の相談専用窓口「#9110」に電話してほしいとしています。