20日に行われたプロ野球ドラフト会議で阪神との競合の末、巨人が交渉権を獲得した高松商・浅野翔吾外野手(17)。高校の会見場でドラフト会議を見守った浅野は、交渉権確定の瞬間、笑顔を見せた。

身長171㎝と上背はないが、86Kgの鍛えられた肉体で高校通算68本塁打、3年夏の甲子園では打率7割、3本塁打を記録。右打席だけではなく左打席でも本塁打にすることができるパワーで、昨年12月、高松商業に指導に訪れたイチローさんに「バケモノ」と言わしめた。

指名後の会見で「愛されるような選手を目指して」と決意を語った浅野。ドラフト前に行った独占取材でも、プロへの思いを語っていた。

【以下、一問一答】

Q.高松商業高校を選んだ理由は?
浅野選手:
お父さんに「地元でやって、今まで教えてもらった人とか関わってもらった人に来てもらって応援してもらうほうが良いんじゃないか」って言われて。そこで納得して、地元で愛されるような選手を目指して頑張ろうっていう風に決めました。

Q.プロではどんな選手になりたい?
浅野選手:
自分は身長が小さいので、同じような身長が小さい選手とか、小さい子どもたちに夢を与えられるような選手になりたいと思います。

Q.今季のヤクルト・村上選手の56号など、具体的に達成したい目標は?
浅野選手:
56本は打てないですね(笑)。自分の体とかと考えながらまだ可能性があるのは、トリプル3とか首位打者とかそういったところかなと。

Q.プロ野球選手としての浅野君の最終目標は?
浅野選手:
40歳まで現役で僕はやりたいと思っていて、その後球団に残ってコーチだったりができるようにしたい。

Q.プロ野球で対戦したい選手は?
浅野選手:
山本由伸投手(オリックス)と対戦してみたいです。球種がめちゃくちゃ多いじゃないですか。それで腕の振りとか変わらないじゃないですか。どんな感じなんだろうって。

Q.座右の銘は
浅野選手:
「獅子奮迅」っていう言葉です。ライオンのようにとか奮い立つようにって意味があって、僕もグラウンドではライオンのように走り回って奮い立ちたいなと思ってその言葉にしました。グラウンドに立ってるときはずっと獅子奮迅です。

Q.昨年12月に指導を受けたイチローさんに、プロに入ってから聞きたいことは?
浅野選手:
過去のことを教えてほしいですね。イチローさんがはじめ何に苦戦したかとか、そういったのを聞いてみたいです。