昨年度倒産した福島県内の企業は121件で、14年ぶりに100件を超えたことがわかりました。

民間の調査会社東京商工リサーチによりますと、去年4月から今年3月までの1年間に倒産した福島県内の企業は121件と、前年度よりも29件増え、3年連続の増加となりました。倒産件数が100件を超えたのは、2010年度以来14年ぶりです。また、負債総額は149億6100万円で、4年連続で増加しました。

業種別では、サービス業が最も多い38件で全体の3割余りを占め、次いで建設業が36件となっています。

要因について東京商工リサーチは、コロナ禍後に業績が回復しない中小企業が多かったと分析していて、今後も物価高や金利上昇などを背景に倒産が増えるおそれがあるとしています。