長野県内で2024年に発生した労働災害の死傷者の数が、2009年以降で最多となり、このうち60歳以上が3割を占めることが分かりました。

長野労働局によりますと、2024年に県内で起きた労働災害(休業4日以上)の死傷者の数は2360人で、前の年より94人増えました。


過去最も少なかった2009年以降は増加傾向が続いていて、事故の種類では転倒が最も多く696人となっています。

2024年1年間の全体の死者数は16人で、23年より3人増えています。

年齢層別では60歳以上の事故が3割を占めていて、長野労働局では「働き手の高齢化もあり、労働災害が増えている要因になっている」と分析しています。