こども未来プロジェクト、今回は「自転車の格闘技」で世界を目指す小学生です。

長野県上田市の小学6年生、深澤明日麻(ふかさわ・あすま)くんが熱中するのは、BMX(びーえむえっくす)レーシング。

およそ400mのダートコースをジャンプ台などをクリアしながら一斉に走り、着順を競う競技で、接触や転倒も頻発する激しさから「自転車の格闘技」とも呼ばれています。

(練習中に転倒する深澤くん)「痛い!…滑った」

それでも、めげることはありません。

■深澤くん:
「もう怖い…怖いけど、オリンピックで優勝したいから頑張るしかない」

小学1年生のころ、ペダルがない自転車=ストライダーに夢中になった深澤くん。
次のステップにと選んだのがBMXでした。

■深澤くん:
「最初は技ができなかったんですけど、ジャンプしたりいろんな技ができるようになってきて楽しくなった」

長野県内には専用のコースがなく、毎週末、県外の練習場へ遠征して腕を磨き、去年(2024年)、アメリカで開かれた世界大会へ出場するまでに成長しました。

しかし、結果は予選落ち。

悔しさをばねに自宅でのトレーニング時間を増やし、今年(2025年)も、7月に行われる世界大会の切符を手にしました。

自宅でのトレーニング

■深澤くん:
「めっちゃきつい…嫌だけど、これで勝てるなら(トレーニングを)やる。世界選手権で2連覇してそれでオリンピック行って金メダルを取りたい」