熊本市役所の本庁舎建て替えに反対する市民団体が集会を開き、建設阻止を訴えました。
集会を開いたのは、市民団体「庁舎建て替えを考える会」です。
熊本市役所の庁舎建て替えを巡っては、別の市民団体が「市民の声を反映していない」として去年11月に2万人を超える署名を提出し、賛否を問う住民投票の実施を求めましたが、大西一史市長は否定的な考えを示して市議会も住民投票の実施に必要な条例案を否決しました。
4日夜の集会では、政治学が専門の熊本大学の伊藤洋典(いとう・ひろのり)教授が講演し、市民が住民投票を求める背景について説明しました。
熊本大学 伊藤洋典教授「政策形成過程が非常に不透明である、情報公開が不十分である」
市民団体は、今後も反対運動を続ける方針で、熊本市に対して市長が参加する市民説明会の開催などを求めることにしています。














