西南戦争(せいなんせんそう)で戦死した政府軍の兵士などを埋葬している熊本市の墓地で、墓石が壊されているのが見つかり、警察が捜査を始めました。

熊本市北区にある七本官軍墓地(ななもとかんぐんぼち)は、約150年前の西南戦争で戦死した政府軍の兵士などが埋葬されています。熊本市によりますと、4月2日午後に北区土木センターの職員が訪れたところ、4基の墓石が折られていたほか、1基も基礎部分から傾いていました。

いずれも人為的に力を込めて壊した可能性が高いとみて、熊本市は警察に被害届を提出しました。この墓地では2011年や2015年にも墓石が倒されるなどの被害がありました。

警察が現場周辺を詳しく調べていて、器物損壊事件として捜査しています。