昨年度、札幌市に寄せられたクマの出没情報は99件。

改正法が制定されると、クマが人の生活圏に侵入、住民に弾丸が当たるおそれがないなど、4つの要件を満たせば市町村長の判断でハンターに発砲を委託できます。
一方、専門家は、市街地での発砲は高度な判断が求められ、市町村とハンター、住民の連携が不可欠と指摘します。
・酪農学園大学・佐藤喜和教授
「本当のマチの中に入ってきてしまったときに、その判断を下せるのかどうかというところ。クマが街中に入ったときの訓練も、やってみることで、それぞれの役割や課題がみえて、いざというときに備えられる」

改正法が施行される秋からは住宅街での発砲が可能になることで、クマとの距離感は今年度、新たな段階を迎えることになります。
4日も、初山別村やせたな町でクマの目撃情報があり、今年も活動期が始まりました。