
・酪農学園大学・佐藤喜和教授
「警察官職務執行法(現場の警察官の命令)によらず発砲の判断ができる点では、これまでも安全に発砲できたのに使えなかった場所で可能になる。そういう意味では評価できる変更だと思っている」
法律改正のきっかけは、道内で起きたクマと人との出来事です。

▼2018年島牧村
幾島奈央記者「住宅地の裏の柵に沿って、クマが歩いています」
地元のハンター「先が見えないのが厳しい」
▼2019年帯広市
視聴者提供「川のほうに行った」
2018年の島牧村、2019年の帯広市では住宅街にクマが現れました。

しかし、ハンター自らの判断では発砲できず、現場の警察官が別の法律に基づいて、ハンターに発砲を命令するなどしたため、駆除までに相当の時間がかかりました。
そして札幌市でも…。
・馬場佑里香記者(4日午前 札幌市東区)
「クマが出没した現場付近に来ています。近くに山はなく、閑静な住宅街が広がっていることがわかります」
▼2021年札幌市東区
「お母さん、逃げて。いた、いたクマ。逃げて」
2021年6月、札幌市東区の住宅街にクマが出没。4人が襲われ、けがをした事故に大きな衝撃が広がりました。
・60代男性
「知り合いの駐車場の隣の人がクマに襲われたって聞いた。お互い生き物だから、仲良くできればいいけど、そうはいかないので、街には来て欲しくないよね」
・30代女性
「怖いですし、商業施設にも出たというのを聞いて恐ろしいですね。ハンターさんとの連携がうまくいかないという報道を見たことがあるので、もうちょっと地域、自治体ごとにしたらいいのにと思っている」