豆腐などを作る際、大豆をしぼった後に残る「おから」を使ったSDGsなお菓子を紹介します。

これまで家畜の飼料に使われたり廃棄されたりしていた「おから」ですが、宮崎市の企業がこの「おから」を使った環境に優しいお菓子を開発しました。

「おから」で作る「おかろに」

先月開かれた、「みやざきフードアワード」。
「自然環境に配慮した食品部門」で最優秀賞に選ばれたのが、宮崎市の食品会社「イート」が製造する「おかろに」です。

(イート 木原奈津子社長)
「自分たちとしては、おいしく精一杯作ったつもりではあるが、それが一般の方にどんな評価を得るかは自信がなかくて、受賞させていただいたときは、たくさんの評価をいただいてびっくりした」

その「おかろに」に使われている原料が…

(イート 木原奈津子社長)
「こちらは生おからになります。しっとりしていますね。これがおからのパウダーになります。さらさらした粉ですね」

豆腐などを作る際、大豆をしぼった後に残る「おから」です。
飼料や肥料として使われることもある「おから」ですが、そのまま廃棄されることも…

(イート 木原奈津子社長)
「おからは、すごく賞味期限が短くて腐りやすい。これも私が取りに行っていますし、お豆腐屋さんまで。そういったことできる中小企業だからアップサイクルに取り組める」

「アップサイクル」とは、不要になったものや廃棄されるものに手を加えることで、価値の高いものに作り変えていくこと。

イートでは「おから」をアップサイクルすることで「おかろに」を作っています。