2020年度にプログラミング教育が小学校で必修化され5年。子どもたちはゲーム感覚で学び、驚きの小学生プログラマーまで誕生しています。
携帯ショップの中にも「プログラミング教室」
専門言語を使い、コンピューターに命令を出す仕組みを学ぶ「プログラミング教育」。
「子どもにやらせたい習い事」の調査(イー・ラーニング研究所)では、【英語・英会話】に次いで、【プログラミング】が2位。
教育市場も2020年からの5年間で約110億円拡大するなど急成長しています。(「コエテコ byGMO」・船井総合研究所調べ)

神奈川・横浜市にある教室『プログラミング教育 HALLO センター南校』を覗いてみると、小学生たちが真剣にタブレットを操作。
「まえに1だけすすむ」「つぎのれつにすすむ」などと書かれたブロックを正しく並び替え、ゲーム感覚でプログラミングの基礎を学んでいます。将来の夢を聞いてみると…

小5男子:
「ホワイトハッカー。ブラック企業とかありますよね?悪い人とかを止める」
『ドコモショップ赤羽店』(東京・北区)では、店内の一角でプログラミング教室を開催。
スマホを購入している大人たちの横で、ショップの店員を講師に子どもたちがパソコンに向かっています。
1時間の授業が月4回で、月額1万4300円。しかしなぜ、携帯ショップの中で?

副店長・松井勇之典さん:
「お客様にスマホの操作を教えるのですが、わかりやすく伝えるという部分ではプログラミング教室で教えるというのと似ているところがある」

天才プログラミングキッズも誕生
「2024年度 全国選抜小学生プログラミング大会」で、グランプリの文部科学大臣賞を受賞したのは、栃木県に暮らす小学4年生の大塚陽葵(ひなた)さん。

作ったのは、3次元の映像で「粘土遊び」ができるアプリ。声で「グラブ(掴む)」「シャープ(尖らせる)」などと指示をすると、手の動きに合わせて画面上の粘土の形が変わるというものです。

大塚さん(小4):
「妹が手を汚さなくても粘土遊びが出来ればいいなと思って作った。音声と手のプログラム両方あるから、プログラムが長くなっちゃって。関数を置くことも初めてだったので難しかった」

作成期間はわずか7か月、しかも独学。そんな娘の姿にプログラミングを勧めたお父さんも「どんなところでも役に立つと思ってやらせてはみたけど、結構深いところまで来ちゃったかな(笑)」と驚くばかりです。















