「思いもよらないマッチング」
(大矢康子さん)
「建物をあたたかい場所にしたいとかこだわりがあった。(最終的に)思いもよらないマッチングで素敵な場所に巡り合えたので、“さかさま”さん(不動産)じゃなかったら見つからなかったのかなと思います」
「さかさま不動産」。名前も変わっていますが、何より仕組みが従来の不動産仲介とは全く違い、物件を持つ人が借り手を選ぶ。だから「さかさま」です。

(“さかさま不動産”を運営 水谷岳史代表)
「挑戦したい人の情報を流通させて、大家さんが選ぶ仕組みを作りたいと思った。(持ち主は)家を大事にしてくれる人に貸したいけど(借り手を)選ぶことが難しいのが課題の根本」
サイトを見て「親子の居場所を作りたい」という大矢さんの思いに共感したのが、空き家の持ち主・山口一輝さん。大矢さんと面識はありませんでしたが、偶然にもご近所同士でした。

(山口一輝さん)
「いつ壊してもおかしくないタイミングだった。めちゃくちゃ嬉しい、かなり嬉しいですね」
Q.大矢さんと接してどう?
「エネルギーがすごくてもう…頼りがいがある地域的にも。応援できることは力になりたい」

空き家を生かしたのは、人と人をつなぐ思いです。
(大矢さん)
「地域の方が気軽に集まったり、おしゃべりしたり、一緒に遊べる交流の場として、育っていってほしい」