激しい咳が続く百日せきについて新潟県内で新たに87人の患者の報告が寄せられました。今年はこれで347人で、すでに去年1年間の数を大幅に上回っています。

百日せきは激しい咳が続く感染症で、乳幼児がかかり重症化すると最悪死亡する恐れがあります。

県によりますと、先月30日までの1週間に県内の医療機関から寄せられた患者の数は87人でした。

今年はわずか3カ月で347人と、すでに去年1年間の数を大幅に上回っています。

新たに感染が報告された患者87人のうち、10代が最も多い57人で、10歳未満が25人と20歳未満が9割以上を占めています。

患者の咳やくしゃみなどに含まれる病原菌によって感染するため、県は手洗いやうがいなどの基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。