ジャーナリストの伊藤詩織さんが、ツイッターで自らを中傷する投稿に「いいね」を押した自民党の杉田水脈衆議院議員を訴えた裁判で、東京高裁は一転して伊藤さんの訴えを認めました。
ジャーナリスト 伊藤詩織さん
「すごく簡単にできてしまう『いいね』という行為で、誰かを誹謗中傷する言葉が拡散されてしまうということを判決で認めてもらったと思います」
性暴力被害を公表した伊藤詩織さんは、「枕営業の失敗」などと自らを中傷する複数のツイッターの投稿に杉田衆院議員が「いいね」を押したのは名誉感情の侵害にあたるとして賠償を求めていました。
一審の東京地裁は今年3月、訴えを退けましたが、きょうの控訴審判決で東京高裁は一転して杉田議員に55万円の賠償を命じました。
伊藤さんの弁護士によりますと、ツイッターで中傷する投稿に「いいね」を押した行為に賠償を命じた判決は初めてとみられます。
注目の記事
「ふるさと納税の返礼品に備蓄米」村長が認め さらに産地めぐる疑問が 熊本・西原村

福岡初のイスラム教徒へのヘイト街宣 1000年続く伝統祭礼「筥崎宮の放生会」を汚してまで…

「白いバースデーケーキが欲しい」食物アレルギーがある息子の願いが叶った日 【笑顔のケーキをあなたに 前編】

快適な秋は短くすぐ冬に…?今年も「四季」→「二季」か 22日冬の長期予報発表前に予報資料から見える“サイン”とは tbc気象台

「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?
