琉球王朝時代に実在したといわれるオヤケアカハチを偲ぶ慰霊祭が石垣島で開かれました。慰霊祭は石垣島の南大浜地区にある慰霊碑の前で行われ、大浜小学校の児童や地域の人たちが参列するなか、神に仕える女性たちが線香を供えて手を合わせオヤケアカハチを供養しました。
琉球王府が編さんした歴史書によると1500年にアカハチは首里王府が島の祭りを禁止したことなどに反発し、反乱をおこした逆賊として記録されていますが、八重山地方では攻めて来た王府軍と戦った英雄として崇められています。
慰霊祭では、地域の歴史に詳しい男性が講話を行い、アカハチは正義感が強く島民から信頼を集めていたことや髪の毛は赤毛で身長は2メートルを超えていたなど言い伝えを語りました。
――何にびっくりした?
▼児童「アカハチの身長がめっちゃ高かったこと」「地域を1人で守ったこととか、実感しました」「自分も人を守れる存在になりたいなと思いました」
最後には全員でアカハチを讃える歌を歌い慰霊祭を閉じました。