千曲市のイチゴ園では、イチゴ狩りが最盛期を迎え、いつもの年より1日100人以上も多いという客でにぎわっています。

千曲市にある「あんずの里アグリパーク」。

時期によって値段は異なりますが、今は小学生以上2000円、60分食べ放題でイチゴを楽しめます。

春休み中ということもあり、3日も午前中から、大勢の家族連れなどが訪れていました。

客:「今イチゴが高いからありがたい」
客:「いつもこのくらいの時期に来るけど、今年はいっぱいおいしいイチゴがなっている」

この春休みシーズン、1日に訪れる人は平日でもおよそ300人。

例年を100人ほど上回る人気ぶりです。

あんずの里アグリパーク 小林正代専務:「夏の猛暑で12月に実がなる時期が遅れた。例年は(今の時期に)こんなに実がならない」

生育がいつもの年より遅れたことで収穫の最盛期と春休みが重なりました。

ハウス6棟におよそ10万株のイチゴを栽培するアグリパーク。

一方で、燃料代の高騰に加え苗の値上げなど、取り巻く環境は厳しさを増しています。

小林正代専務:「肥料や電気代、苗代などいろいろなものが全部値上げ、30%以上上がっていますかね。でもお越しいただいておいしいと言ってもらえるとそれが楽しみ。お客さんが来て喜んでもらえるのが最高」

アグリパークのイチゴ狩りは、6月末までを予定しているということです。